紅葉狩り2017 奥日光戦場ヶ原
2017/10/09
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久し振りの晴れた休日
- 2017年の夏...あまり外遊びにいけませんでした。実は7月の末頃と8月お盆近辺は休みが取りやすく、毎年天気が良い日にトレッキングやハイキングに出かけるのですが、今年は「休日といえば雨」と思えるほど天気との巡り合わせが悪い年でした。
- 私は去年背中を痛めてしまい、今年の春中頃まで体を動かす趣味は全くできませんでした。ようやく回復したため、夏はどこか山登りへ行こうといろいろ計画していましたが、天候不順で全てご破算(*1)となってしまいがっかり。
- 10月体育の日近辺の連休も前半の天気はいまいちでしたが、後半は良いということで、このチャンスに出かけようと決めました。そしてこの時期なら、やはりちょっとしたハイキングを兼ねた紅葉狩りだろうということで、今回は奥日光の戦場ヶ原へ行くことにしました。
- 今までに数回戦場ヶ原へ行っていますが、そこにあるハイキングコースは一度も行ったことがありませんでした。紅葉狩りのついでに、そこを歩いてみたかったのも理由の一つです。
ハイキングコースのマップ(*2)。黄色線(実線:往路, 点線:復路)が今回歩いたコース。
※クリックで拡大します。以後の写真も同様です。
満車...だと...?
- 渋滞回避の夜中移動で2017/10/8のAM1:00頃自宅を出発。3:30頃関越道沼田IC近くの「道の駅:白沢」で1時間半ほど仮眠を取り、空が白み始めた5:15に道の駅を出発。
- 途中「丸沼温泉」に寄って、ほの明るい中で朝もやの立つ丸沼を見て楽しもうと考えていました。人気が無いところでポツーンと佇む状態を想像していたのですが、どうやら釣りシーズン真っ只中のせいか、私の予想を裏切って気合十分の釣り人の方々が多数集まっています。ちらっと丸沼を見たものの場違い感に負けて早々に退散です。
- 本当は7:00頃、戦場ヶ原南部の赤沼駐車場に行く予定だったのですが、30分程早く到着しそうです。まだ明るくなりきらないため、AM7:00過ぎまで駐車場で待っていようかなと思いつつ行くと、何と満車の表示が。
目を疑った。昨日の看板そのまま出てるかと思った。本当に満車だった...。
※厳密には後から赤沼に歩いてきたときに撮った7:00頃の写真です。
- 仕方ないので車を沼田方向にUターンさせて、1kmほど離れた「一本松駐車場」に止めます。ここも満車ではないものの6:30頃だというのに8割は埋まっていました。秋の連休恐るべし。
一本松駐車場から赤沼へ
- 一本松駐車場で身支度を整えます。このときの気温は何と「3度!!」。丸沼より寒いよ! 天気良いから放射冷却か! 長袖シャツ/フリース/ウインドブレーカのフル装備です。あっ、手袋忘れた...。
- 6:40分出発(*3)。まずは一本松駐車場の前にある展望所で戦場ヶ原を見てから、120号線沿いに赤沼へ向かいます。
まだ日の光が背後の男体山を超えきっていないため影に覆われてます。
道路沿いの道はうるさくてハイキング的には興冷め。最初だけ我慢。
赤沼から湯川赤沼橋へ
- 7:00赤沼に到着。ここからハイキングコーススタートです。まだ戦場ヶ原全体は陰っているのに、ちらほらと出発準備をしている人がいます。ここから分岐路の湯川赤沼橋まで行きます。
スタートから分岐路までの様子。前日までの雨で道はぬかるみ気味(木道ではありません)。
木々は色づき始め。この淡さは私の好む紅葉の色。
(左)戦場ヶ原自然研究路との分岐。
(中)石楠花橋と小田代原との分岐になる湯川赤沼橋。7:10着。
(右)湯川赤沼橋の上からの写真。ちょっと暗いのが、水辺の静けさを演出している気がします。
湯川赤沼橋から小田代原へ 〜展望台経由〜
- 湯川赤沼橋から、途中戦場ヶ原の展望台を経由して、小田代原へ向かいます。ここは木道ではなく、森の中を歩くためぬかるみもあります。トレッキング系シューズがおすすめです。ズボンも泥で汚れるため、気になる方は替えの用意を。
分岐路に入ると思ったより紅い葉の色に遭遇しました。
進んでいくと場所によって木々の種類や年代が違っているようで、少しずつ変わってきます。
出発から1時間程度で陽も差すようになり、青空とのコントラストが映えます。
7:40に戦場ヶ原展望所へ到着。
戦場ヶ原も明るくなっていました。絶好のハイキング日和。
ここで気温が上がってきたためフリースを脱ぎました。
小田代原へ歩いていきます。場所によって微妙に異なるダケカンバの紅葉を楽しみます。
小田代原から泉門池へ
- 小田代原を外側からぐるりと巡って泉門池(いずみやどいけ)へのコースを辿ります。内周を行くか迷いましたが、木道を歩きたくなって遠回りを選びました。
鹿よけの柵を抜けると、ここからは木道になります。
少しだけ一般道を歩きますが、そこから小田代原を見ることができます。山の影が背後の地形を感じさせます。
ミルクを入れたココア表面の様な湿原の濃淡が良い感じです。
途中公設の休憩所があり、そこから木道へ戻ります。8:15着。気温更に上がりウインドブレーカもパージ。
写真スポットらしく三脚+カメラを持った人が固まっています。
日向ぼっこ感のある良い感じの写真が撮れる場所だと私も感じます。
小田代原外周の木道に沿って歩いていきます。
先程向こう側に見えていた林が近づいてきました。秋の初めの淡い紅葉です。
白木の木道が西洋風。そこが良い。
今回のお気に入り写真。男体山と白樺。
泉門池から湯滝へ
- 小田代原と戦場ヶ原自然散策路の分岐から復路のゴールとなる湯滝へ向かいます。分岐点からすぐそこにある泉門池に水鳥がいるかなと思いましたが見つかりませんでした。
戦場ヶ原自然散策路分岐点には8:54到着。すでに2時間30分歩いています。
泉門池は秋の景色。9:00だとまだ人もまばら。
小田代橋からは木々の色が緑へ戻っていきます。
標高は上がっていると思うので、木の種類や日照時間が違うのかな?
気温がどんどん上がってきていました(本当に10月の標高1400mなのか...)。ちと暑いです。
そのせいか紅葉は無いものの、水辺のコースは涼しくて気持ち良い。夏のハイクじゃないんですが...。(*4)
最後の小滝を上から見て写真パチリ。もうすぐ湯滝。
9:30に湯滝へ到着。この辺は何故か紅葉が進んでいない。来週あたりがベストかなと。
3時間近くかかった...帰りは少しペース上げようと思いました。
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お腹が空いたのでパンを1個食べつつ休憩を取りました。長袖シャツを脱いで、ついに山用の長袖アンダーのみに。夏山と格好が変わりません。デイパックの中は脱いだ衣類で一杯になりました。駐車場のお手洗いへ寄った後、復路スタートです。
湯滝から赤沼へ
- 湯滝から、戦場ヶ原自然研究路を経由して赤沼へ戻ります。戦場ヶ原の草紅葉を見るには絶好のコースです。日が十分に差す時間帯を意識して復路としました。しかし午後から曇りの予報だったで、晴天のうちにぱっぱと行こうと。
- 湯滝から泉門池を通って戦場ヶ原自然研究路分岐点までは、往路と同じコースなので写真もスキップしています。ちなみに10:00前の泉門池は人で埋まっていました。1時間の差が大きい。やはり秋の連休恐るべし。
戦場ヶ原自然研究路に入ると木々が色付いてきます。標高は低いのですが気温が低い傾向にあるのかもしれません。
黄色い葉が日に照らされて暖かい色です。
しばらく歩くと青木橋に到着しました。10:25です。
水と木の風景が何故か西洋風だと感じさせます。湯川赤沼橋でもそう思ってました。どこで見たかな...。
何かしらの絵のイメージがあるなぁ。
湯川周りの木が途切れると戦場ヶ原が姿を表します。
山の方が緑が濃く見えます。湯滝から下ってきたときと同じ感じ?
何か雲が出てきた。午後から曇るという予報が当たりそう。
もうすぐ自然研究路の終点。また湯川が近づきます。
水鳥を見つけて思わず写真撮影。餌を取るためにバサッと潜ったりしていました。周りの人からも「お〜」と声が。
右の写真は終点の橋。朝と異なり人でいっぱいです。
一本松駐車場へ到着、そして帰宅
- 赤沼を経由して120号沿いを歩き、一本松駐車場へ戻りました。時刻は11:20です。結局4時間30分以上歩いていました。駐車場の中も待ちの車でかなり混んでいます。
- しかし妙に暑い。車に据え付けの外気温系を見ると23度...朝の出発時と20度違います。そりゃ夏山登山時と同じ格好になる訳です。ちょっと今日はおかしいぞ。とりあえず、いろは坂の下りが混まない午前中のうちにさっさと帰ることにしました。華厳の滝駐車場の前でちょっと混みましたが、いろは坂はすんなり降りてこれました。
- そして日光道に入ろうとすると清滝IC前で車が詰まっています。えっ? ここで渋滞? これはETCレーンの不調による閉鎖が原因でした。清滝IC入口側は数分で抜けましたが、日光口PAで見たパンフによると「しばらく前からトラブルが起きていた」模様。しかも復旧の目処付かず。清滝IC出口側は言うまでもなく渋滞しており、連休中にこれでは流石に怒られるかと。
- 以後は全く混んでいない東北道を快調に走り、14:00には帰宅できました。久し振りの野外お出かけは楽しかったなぁ。
洋風の景色って...どこで見たっけ
- 水辺の写真を撮ったとき、心のどこかで「洋風って何だかな。どこで見たかな?」という疑問が頭に引っ掛かっていました。絵のイメージが有るとすれば、多分何年か前に見た西洋美術の本だろうなと思い、本棚から探し出して何となく眺めていると「あっ!これだ」と感じるものを見つけました。
- 作者の名前はジョン・コンスタブル。かすかに残っていた作品のイメージは代表作で「干し草車(1821年)」です。イギリス田園風景の絵が多く、何となく「今回見た湯川の風景」と被ったのでしょう。かなり前なので記憶に無くても不思議ではありませんが、やはり絵や音楽は、どこかしらに残っているのだなと思わされました。
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Notes
- その代わり、気温が低いのでリハビリ的ジョギングを昼間することができました。普通は暑くて無理。
- オリジナルのマップは東武鉄道:戦場ヶ原ハイキングコースのコースマップです。
- 今回のハイクは「ぼんやり歩きつつ写真を撮る」ことが目的のため、コースタイムより遅いペースで進行します。
- 最初は木道日陰部の凍結を警戒してました。こんなに気温上がると思ってもいませんでした。
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