夜間にGSが消える(1)
2019/08/13
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夜中にドライブすることも多いのですが
- 純粋にドライブや旅行へ行くときは、早朝から昼間の時間帯が中心になります。なるべくドライブにストレス無く、途中や行き先の景観を楽しもうと思えば、日の出ている時間は外せません。日が沈んだ頃宿泊地に到着するスケジュールです。
- しかし、スキーや山登りなどアウトドア系の遊びをする場合は違います。現地での行動開始が早朝になるため、移動が夜間になることも多いです。PM10:00頃出て途中で仮眠するか、AM1:00頃出て早朝到着するか、何れも夜間走行になります。
- 夜間ドライブの給油ですが、出発時に少ないようであれば、地元で満タンにしてから高速に乗ります。私の住む千葉/東京/埼玉の県境近辺は24時間スタンドがあちこちにある(*1)ので困ることはありません。
- しかし半分ちょっと入っていると、まぁ途中のSAで入れても良いかなと、そのまま高速に乗ることもよくありますが、今回は高速SAでの夜間給油についてちょっと書きたいと思います。
給油の間隔は50kmか?
- 私を含めた40代以上のおじさんドライバーが運転を始めた頃は、現状の主要高速道路、東名/中央/東北/関越/名神/山陽/中国が揃った頃であり、高速道路上で24時間GSを持つSAが50km間隔で存在するのが普通でした。
- 次に1990年代後半から主要路を接続する高速道路ができあがってきます。新しめの高速道路では、交通量の伸びが鈍いことと燃費向上に伴い、GS付きSA/PAの間隔が延びてきました。60〜70km、場所によっては100km程度も。
- GSの間隔が長くなる区間では、最終給油SA/PAの手前で警告の看板が出ています。それを見て「あ、そろそろ入れよう」と思えば、それほど問題はありません。
- しかし、ここに盲点があります。警告看板は夜間営業をしていないGSをカバーしていません。50km程度走ればあると思ったGSが夜間は営業していない...消えるのです。そして夜間GSが営業しない区間では、次のICで高速を降りても24時間スタンドはありません。給油の真空地帯が発生するのです。
夜間の危険区間:東日本/中日本編
- ここで夜間が危険な区間について挙げていきたいと思いますが、その前にNEXCOが公開しているGSマップを紹介します。毎月1日に更新されます。今回のレポートは2019/08/01時点のマップを参照しています。
- 尚、北海道は夜間に関係なく高速上の給油は長距離ベースなので、ここでは説明から除外します。
- (1)東北道:青森県区間, 秋田道
- 東北道は花輪SAの営業終了後、岩手山SAから青森ICまで142kmが無給油区間になります。
- ただし、もともと八戸道がGS無し区間のため、岩手山SAの手間で給油を促す看板が出ています。
- 秋田道は錦秋湖SAの営業終了後、前沢/紫波SAから能代南ICまで約190kmが無給油区間になります。
- 横手ICの13号線沿いで24時間GSを探すことができます。
- (2)山形道, 磐越道
- 山形道は寒河江SAの営業終了後、国見SAから鶴岡ICまで134kmが無給油区間になります。
- 寒河江SAのスマートICで出れば、112号寒河江IC近辺で24時間GSを探すことは可能です。
- 磐越道は、阿武隈高原SAの営業終了後、中郷SAから磐梯高原SAまで140kmが無給油区間になります。
- 郡山IC近辺又は郡山市内4号線沿いで24時間GSを探すことができます。
- (3)上信越道, 長野道
- 上信越道の東部湯の丸SA下り営業終了後、横川SAから梓川SAまで123kmが無給油区間になります。
- 東部湯の丸SAはIC併設なので高速から出れます。しかも出口にある24時間GSで給油可能です。その後は三才山トンネル経由で松本方面へ向かうのもありです。
連絡路と分岐路に注意
- こうやって見ると、主要高速を連結する路線と分岐路が危険だと言えそうです。GSが営業終了したSAで気付いた場合、ある程度大きな街のICまで移動できれば、そこで24時間GSを利用することができます。
- ですが給油のために降りて追加料金無しで高速に戻ることは、一部区間を除いてできないので、やはり前もって給油するのが時間/お金とも節約できそうです。
- 次回は西日本について。四国とかすごいです...。
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Notes
- ちなみに、この地域はガス代も安いです。GS激戦区なんですね。
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2019/09/01 : 横川SA→梓川SA距離Typo修正。
2019/09/07 : 図の縮尺率変更
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