春からずっと引きこもり(1)
2020/06/07
4月からずっと在宅勤務
  • 2020年1月より騒ぎになり始めたコロナウイルスの影響で、4月より在宅勤務が始まりました。私の仕事は、会社のCPUクラスタやレポジトリにデータを置いて行うものがほとんどのため、在宅勤務になってもVPN接続できれば特に違和感はありませんでした。もちろん業種/職種によっては、そんな風にはいかないため、自分の状況はとても幸運だったと思っています。

  • そして会議についても、これもエンジニアという職業柄、従来から単に会話するという会議は皆無で、ほとんどが何らかの資料やホワイトボード代わりのパワポやエディタをプロジェクタで写しながら進行します。そのためかプロジェクタ画面がスカイプやTeamsの共有画面に変わっただけで、オンライン会議も全く違和感がありませんでした(*1)

  • もともと海外法人/顧客との会議でツールを使うのに慣れていたのかもしれません。むしろ卓上のダブル画面(ディスプレイ+ノートPC)を使い、見るもの/見せるものを並行に表示して進められる分、普段よりスムーズだったかなと。

  • 一つだけ必要なものがあるとれば、話しながら両手を使うためのマイク付きイヤホンだと思います。実は電話がスカイプに変わった数年前から使いやすいものを探し、モノラル片耳マイク付きイヤホンが最高(*2)という結論でした。これはそのまま在宅勤務でも使っています。

  • そして、なんと言っても通勤時間からの解放が大きいです。私の通勤時間は片道1.5時間...1日で3時間...月で60時間になります。5月になってから、このまま在宅勤務ベースを続けたいと強く思うようになりました。もう毎日通勤には戻れないかもしれない...。

整備した音楽ライブラリをサーバ管理へ
  • 話は全く変わりますが、今年の2月頃からコツコツ続けていた音楽データのflac化とタグデータ整備もようやく5月頭に終了し、整備したライブラリをサーバ管理へ移すことにしました。

  • しかし間の悪いことに、サーバとして使っていた古いノートPCを壊して(*3)しまい、まずサーバを準備するところから始めることになりましたが、ちょうど1個ラズパイがあったので、これをファイルサーバとして使うことにしました。

  • また自宅にいながら仕事に入るスイッチとして、BGMに小音量でクラシック音楽をかけるようになり、やはりファンレスのラズパイに Volumio を入れてミュージックサーバとして使用するようになっていました。結局ラズパイを2個使ってますね...。


    Figure 1 : Musicデータ共有

iTunes が悪いんだよ
  • Figure 1 を見てお気付きの方がいると思います。「VolumioってNAS機能あるよね? 何で別にサーバ立てたの?

  • そうです。Volumio では Samba が動いており USB のデータは共有できます。データ入りの USB-HDD を Volumio が動くラズパイに繋げれば、Music Player 兼 File Server になります。なのに File Server を用意した理由は「iTunes が flacを扱えないから」です。

  • ここで iTunes が出てくる理由ですが、我が家ではまだ iPod を使っているのです。私自身はランニングのお供に iPod nano を。家族は iPod classic を使っています。

  • Figure 1 の Main PC部が示すように、foobar2000 も iPodへのデータ転送機能(*4)を持つため、iPod を使うにしても iTunes はもう必要ないのですが、iTunes では iPod を接続するだけで転送/同期ができるため、家族には foobar2000 上での操作を受け入れてもらえませんでした(70歳超えですし...)。結果として Family PC では iTunes が動いています。

  • ならば、予め mp3 に変換したデータを USB-HDD に入れて NASとして動作する Volumio から Family PC へ見せれば良いと最初は思いましたが、Music Player としての Volumio は flac/mp3 の区別なく、USB-HDD内の全音楽データをライブラリに登録します。結果として flac と mp3 の二重登録になってしまうのです。

  • 別の File Server からデータを Volumio に見せる場合ディレクトリを指定できるので、iTunes に見せたいディレクトリと分けることで共存可能になります。「まぁ mp3 データはスマホでも使えるしな、うん」と自分を無理やり納得させました。


    Figure 2 : 音楽データライブラリの見せ方

次回は細かい点を
  • 考えるだけなら簡単ですが、実際やってみると細かいところで「あれ?」と思うところがありました。次回はそういったポイントについて話したいと思います。
Notes
  • 顔は映さなくていい。おっさんの映像とか誰得なのか。
  • 両耳ヘッドホンではなく、片耳のモノラルマイク付きイヤホンです。有線なら1000円前後で音質も充分。両耳ふさがってるとうまく話せませんよね。 お、うなずいたあなたは私の仲間ですね。
  • BIOS電池を交換(ここから使用年数をお察しください)しようとノートPCの筐体と格闘時、袖に引っ掛けてマザーボードを物理破損。メキって...メキって...。しばらく放心状態。
  • iPod manager component です。flacからmp3への変換も転送時に行われるので所有データはflacのみで済みます。差分転送なので変換も最小。
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