平日休みで尾瀬に行きました
2022/08/07
たまたま平日休み、天気良さそう、そうだ尾瀬に行こう
  • それに気付いたのは6月末のある日。「今週金曜(7/1)は休みだね」という話から、あ〜そうだったと思い出しました。世間的には平日ですが私の勤める会社は休み。棚ボタ感がある上に天気も良さそうなので、どこかへ行くことに。

  • それでどこへ行こうかと、標高の高い涼しいところ(*1)が良いなと思ったところで、ふと「尾瀬」が頭に浮かびました。

  • 1994年、28年前に行ったのですが、写真も無くいまいち覚えていません。そんな感じですから、多分また行っても新鮮な気持ちになれそうなので、思いつきのまま行き先は尾瀬に決定。

メジャーなルートとマイナーなルートを混ぜよう
  • さて、尾瀬は広くルートも様々です。前回は尾瀬の湿原を回って歩いたのですが、今回は別のルート...少しマイナーなルートを混ぜることにしました。

  • スタートは鳩待峠から山ノ鼻を経由して竜宮へ向かうメジャールート、そこから長沢新道を登って富士見峠とアヤメ平を通り、鳩待峠へ戻るマイナールートです。この地図によると標準コースタイムは7時間40分。

    クリックすると拡大します。以後の写真も全てそうです。

尾瀬第1駐車場からバスに乗って鳩待峠へ
  • 鳩待峠はマイカー乗り入れ禁止のため、片品村の停留所(駐車場)からバスに乗ります。夜中ドライブで尾瀬第1駐車場に入り仮眠を取りつつ待ちます。朝5:00になったらバスに乗って鳩待峠へ移動です。


    (左)4:30頃駐車場が明るくなってきた。おはようございます。
    (中)バスの乗車券を購入して列に並ぶ。それほど駐車場埋まっていないけど平日なので。
    (右)マイクロバス + 観光タクシー系に分乗して鳩待峠へ。トレランっぽい人も多いです。


    (左)5:28 鳩待峠到着。うん。天気は良い。
    (中)少し道を歩いて鳩待峠休憩所へ。いろんなコースがあるので装備は人それぞれです。
    (右)5:31 鳩待峠休憩所。文字が一部無いな...。ロッジの形が山歩きに来たと思わせます。

鳩待峠から山の鼻へ
  • 鳩待峠から山を下って山の鼻、尾瀬の入り口へ向います。今回帰りは別ルートなので、行きだけ通ります。クマの目撃情報があるので、クマ鈴を付けてスタートです。


    (左)5:35 尾瀬へスタート。
    (中)最初は石の階段を降りていきます。
    (右)ある程度降りると木道になります。歩きやすいですね。


    (左)滑りそうなところにはゴムが。これ以前(28年前)来たときは無かった気が...いや...自信無い。
    (中)山の中で立体感のある木道です。これがずっと続きます。
    (右)コケると危なそうなところも少しあります。


    (左)ミズバショウ。大きな葉っぱ状態。
    (中)コバイケソウ。毒草です。でも花が見れたのは運が良かったかも。
    (右)うーん...カラマツソウ...かな?


    (左)木の隙間から至仏山が見えました。残雪があります。
    (中)6:25 山の川上川橋。この橋は低いので私でも安心。山の鼻まであと少し。
    (右)山の鼻ビジターセンター到着。6:28。ここを抜けて牛首/竜宮方面へ向かいます。

尾瀬歩きのメイン: 山の鼻から竜宮へ
  • ここからは湿原を歩きます。「夏がく〜れば思い出す〜」のイメージそのままです。標高も1400mで涼しいと言いたいところですが、今日はここでも日なたは暑い。下界はいったい何度あるんだろうかと思わされました。


    (左)湿原に伸びる木道。先にうっすら見えるのは燧(ひうち)ヶ岳。東に向かって逆光なので。
    (中)オレンジ色の花。レンゲツツジ。そして毒草。
    (右)ワタスゲ。湿原全体で見ることができます。


    (左)振り返ると至仏山が素晴らしい。今度は向こうへ登ってみたくなりました。
    (中)6:46 原の川上川橋。きれいな川を渡ります。手すりもあって安心。
    (右)運良くミズバショウの花を見ることができました。


    (左)湿原の木道が続きます。燧ヶ岳が少し大きくなってきました。
    (中)湿原にもクマが出るんですね。クマはミズバショウ食べるんだそうです。人には毒草です。
    (右)南側を撮影。戻りはあの山の中を通るのかな。


    (左)湿原の花も撮影。カキツバタです。
    (中)比較的良い感じ(主観)のカキツバタ。
    (右)シャクナゲだと思います...ズームしきれなかった...。


    (左)ニリンソウかな。
    (中)モウセンゴケ。尾瀬には多く生えていました。意識してみるのは初めて。
    (右)ウラジロヨウラク。花の形が特徴的です。


    (左)7:16 上の大堀川橋。私はあの程度の高さでもちょっと怖い。
    (中)橋を渡っても広い湿原が続きます。
    (右)ここから横(北側)の広がりも出てきます。


    (左)7:28 牛首到着。かなりのんびりペース。
    (中)ここで木道分岐します。人多い気もしますが、平日朝の7:30。
    (右)私は竜宮へ向かってまっすぐ進みます。


    (左)7:45 下の大堀川橋。ミズバショウに囲まれています。
    (中)更に15分ほど歩くと竜宮の分岐点が見えてきました。
    (右)このあたりは写真のサギスゲも多いです。白いほうきが風に揺れる。


    (左)8:07 竜宮に到着です。
    (中)東電小屋方面を見る。まだ人は少ないです。正面は景鶴山(300名山)かと。
    (右)長沢新道/富士見峠方面。これから500m程度登ります。

普通に登山: 竜宮から富士見峠へ
  • のどかな湿原歩きから一転して山登りへ。コース入口の「残雪あります」掲示に、軽アイゼン持ってないなと思いつつ、駄目だったら大人しく引き返すことにして長沢新道へ進みました。ここは登山靴が必要なコースです。


    (左)シカ柵を抜けると木道が無くなります。
    (中)最初はなだらかな登り。人が全くいません。
    (右)沢を渡ります。多分長沢橋。ちょっと細くて歩きが慎重になります。


    (左)8:33 長沢。竜宮から1km来ました。
    (中)ここから登りがきつくなってきます。
    (右)完全に登山道となります。1ヶ所「転倒するとまずい」と思う場所がありました。


    (左)9:07 長沢頭。竜宮と富士見峠の中間地点。急登は終了です。
    (中)木道となって歩きやすくなります。
    (右)木々の中をのんびり歩いていきます。


    (左)9:19 土場。道が平坦なのであっという間です。
    (中)休憩用ベンチがあります。
    (右)ここから富士見峠に向けて少しだけ登りがあります。


    (左)9:41 富士見田代。「ほぼ池塘」の湿原です。登って出会う景色に感動(*2)
    (中)燧ヶ岳がよく見えるところです。


    (左)富士見田代の案内板。アヤメ平へ向かう前に富士見峠へ寄っていきます。
    (中)ここにも湿原ありますが、乾燥気味。
    (右)9:47 富士見峠。山小屋...雪で壊れた?。お手洗いは写真撮影している私の背中側にあります。

爽快尾根コース: 富士見峠からアヤメ平/横田代を抜けて鳩待峠へ
  • 標高1900mの尾根コース。富士見峠スタート時点は本当に大きな湿原があるのか疑わしい感じですが、歩いてみると横田代まで気持ち良いコースが続きます。


    (左)富士見峠からアヤメ平へ。木道がちょっと傷んでいます。木々が無くなってきた。
    (中)おお、まさに尾根のコース。沼田方面もよく見えます。
    (右)道の左側は特に何もなくストンと落ちた斜面です。


    (左)もう少し歩くと平と思われる場所が見えてきました。
    (中)10:12 アヤメ平。思っていたより広い。
    (右)奥に池塘も見えます。確かに湿原だ...。


    (左)木道の反対側もかなり広いです。
    (中)池塘に近付くと大きいのがわかります。
    (右)10:23 中原山到着。本コースの最高標高1969mですが、山頂感は全くありません。


    (左)中原山山頂からすぐのところにベンチがあります。10:25。
    (中)こんなオープンスペースがちょこちょこ出てきます。一応尾根筋コースなんですよね、ここ。
    (右)そして10分程度歩くと丁度正面に至仏山が見えてきます。


    (左)至仏山を見ながら歩くとまた湿原です。ここの手前は木道が痛み気味で一部シーソー状態でした。
    (中)いや〜ここも広くて気持ち良いなぁ。ベンチでまったりします。
    (右)この湿原は横田代でした。10:53。中原山から100m程降りています。富士見峠と鳩待峠の中間地点です。


    (左)横田代を過ぎて木々の中に戻ると木道も無くなります。鳩待峠へどんどん降りていきます。
    (中)11:12。鳩待峠まで2.3km。
    (右)ゆるやかな下りが続きます。だけど暑いな...。


    (左)11:22 鳩待峠まで1.2km。ここから少し下り角度がきつくなります。終盤は疲れているので慎重に。
    (中)11:42 鳩待峠へ戻ってきました。最後は階段でした。
    (右)バスは11:50。グッドタイミング。休憩所でバスの乗車券を購入してバスに乗ります。

尾瀬第1駐車場へ戻ったけど...暑い...
  • バスに乗って尾瀬第1駐車場へ戻ってきました。ここはバス停留所兼駐車場なので、マイカー利用者には便利です。

  • しかし暑い...ここも標高1000mはあるはずだけど多分30℃超えてる。このあと適当な温泉に寄って行こうと思っていたのですが、「今日は気持ちよく歩けたな」と考えつつボケッと運転していたら関越道へ入ってしまい「ああっ!! しまった、温泉寄り忘れた!!」と。

  • 「ちくしょーっ!! 暑すぎるのが悪いんだーっ!!」という誰に言い訳しているのか、よくわからないことを叫びながらの帰りドライブとなりました。
Notes
  • 夏は標高の高い涼しいところ。冬は標高の高い雪質の良いところ。結局行くのは山。
  • ここでボーっ景色を見ていたせいかブヨに吸われたっぽいです。なかなか治りません...。水辺注意。
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