秋吉台と八甲田山(2)
2023/09/17
八甲田は日本山脈縦走の東日本起点
  • 去年(2022年)山口県の秋吉台を歩いた時、たまたま見つけた「日本山脈縦走西日本起点」。どうせなら東日本起点も見ようということで、2023/07/22に八甲田山を登ってきました。

  • 八甲田山には登山コースがいくつかありますが、今回は「日本山脈縦走起点」を見ることもあって登山口は酸ヶ湯温泉になり、コースも八甲田大岳コースに決まります。

  • 環境省国立公園HPに掲載されているコース図です

  • 標準タイムは4時間25分。当日の朝、十和田市から登山口となる酸ヶ湯温泉へ車で移動し、8:00頃から登山/12:00過ぎに下山というタイムスケジュールです。前回の秋吉台散策もそうですが、この後730kmドライブが待っているので井戸岳/赤倉岳を狙うのはやめました...。

酸ヶ湯温泉から登山開始
  • 十和田市から車で酸ヶ湯温泉に移動して登山開始です。時間に余裕あれば十和田湖や奥入瀬渓流を見るのもありですが、今回は八甲田登山のみの予定です。

  • (左)酸ヶ湯温泉駐車場。良い天気です。このまま天気持ってくれると良いな。
    (中)酸ヶ湯温泉にも自然観察路があります。
    (右)登山口のすぐそばに見つけました。日本山脈縦走起点の碑。西日本の碑よりちょっと低いです。


    (左)7:50登山開始。ここは神社の参道なんですね。
    (中)最初は歩きやすい道。
    (右)とりあえず600m来ました。7:58。大岳山頂まで3.6km。


    (左)すぐ先で怪しい景色が。木が立ち枯れています。
    (中)火山性ガスが出ているみたいですね。八甲田山は活動している火山なんですね。


    (左)道の様子が変わって登山道らしくなてきました。前日の雨で道が湿っています。
    (中)こんな道がずっと続きます。汗が吹き出ます。1000m超えですが暑い。
    (右)酸ヶ湯から1.7km来ました。8:33。登山靴なら歩きやすい道です。

地獄湯の沢で火山を実感する
  • 今まで木々の中を登ってきましたが、地獄湯の沢近辺は様相が大きく変わり、硫黄臭のする沢の横を登っていきます。アクセントのある楽しい登山コースです。


  • (左)木々が少なくなってきました。沢の横を歩いているようです。
    (中)案内板発見。大岳登山道のほぼ中間点。8:47。
    (右)少し歩くと沢を渡るようです。赤矢印が見えます。落石注意ですね。


    (左)山肌を削った無理矢理な登山道の先には細い橋が。水が流れているな...。
    (中)ビクビクと橋を渡った先で案内板。8:52。
    (右)硫黄で固くなった山肌と沢石の間を歩いて登ります。


    (左)沢を登りきったところで案内板。9:03。大岳山頂まで1.6km。
    (中)案内板のすぐ横にある橋を渡ります。
    (右)橋の上から登ってきた沢を写真撮影。こんなところを登ってきたんですねぇ。

仙人岱を抜けて大岳山頂へ
  • 木々が減って景観が良いコースになります。仙人岱は木道が敷設され歩きやすいです。仙人岱から大岳山頂へは森林がない火山への登山道です。木々を抜けるとザレた道になります。


  • (左)仙人岱までは緩い登りで、湿原保護の木道を歩いていきます。
    (中)仙人岱到着。9:13。奥で人が集まっているところ辰五郎清水です。正面は小岳。
    (右)目標の大岳を写真撮影。ここからの標高差は300m弱です。一気に登りましょう。


    (左)仙人岱から大岳山頂を見る(*1)
    (中)木々と階段を抜けて山頂かと思ったら鏡沼でした。9:44。
    (右)鏡沼からも登りが続きます。仙人岱からペース上げてたのでちと疲れが。山頂までもう少し。


    (左)登山道から下を見ます。景色最高ですがちょっと雲が出てきてしまった...
    (中)大岳山頂到着です。9:53。山頂は広く、休憩している方もたくさん。
    (右)私も写真撮ってもらいました。八甲田の「八」が隠れちゃいましたね。

大岳から毛無岱へ
  • 大岳を下って大岳避難小屋からは草の中を歩く感じになりますが、毛無岱で一気に展望が開けます。大階段からの眺望は「八甲田は遠いけど来て良かった」と思わせてくれます。


  • (左)大岳から下山開始。階段ですがザレているので転倒注意。
    (中)ザレ場を抜けて避難小屋が近付いてきました。井戸岳への分岐点です。10:12。
    (右)避難小屋到着。10:17。再度大岳を撮影。


    (左)田茂萢岳(たもやつだけ)を右手に毛無岱へ歩きます。冬に滑るのはあっち側ですね。
    (中)こんな草の中の道です。不安になって何度か地図確認しました。
    (右)草の中を抜けると田茂萢岳(ロープウェー)からの合流地点です。10:50。毛無岱はすぐそこ。


    (左)毛無岱では景観が変わります。湿原そして木道です。
    (中)本当に広い湿原です。ですが結構山の上にある感じです。
    (右)上毛無岱展望所到着。10:59。


    (左)上毛無岱の端が見えてきました。
    (中)上毛無岱と下毛無岱の境にある大階段からの景色。素晴らしい。とても素晴らしい。来て良かった...(*2)
    (右)下毛無岱展望所到着。11:18。広々とした湿原歩きを楽しめました。

酸ヶ湯温泉へ戻ります
  • 毛無岱の景色を堪能した後、道は木々の中へと戻り、緩やかな登山道を歩いて酸ヶ湯温泉へ向かいます。ほとんど高低差はありませんが、酸ヶ湯温泉手前で一気に下ります。


  • (左)城ヶ倉温泉への分岐。11:42。
    (中)酸ヶ湯温泉が見えてきました...って結構高さあるなぁ。終盤の下りがきついのでゆっくり行きましょう。
    (右)酸ヶ湯温泉に戻ってきました。12:03。ほぼ予定通り。今回も怪我なく終わりました。

他にも行きたい場所ありますね
  • 八甲田山は十和田八幡平国立公園に属していますが、この国立公園は八幡平、十和田湖、奥入瀬渓流、岩手山など多くの見どころがあります。

  • 一度八幡平に行ったのですが、濃霧の状態で何も見えませんでした。リベンジしたいですね。それに冬のスキーで安比/八幡平へ行くのも楽しそうですし、岩手山にも登ってみたいです。今後も、このエリアには何度も遊びに行きそうです。
Notes
  • このときは結構近いなと思ったので、ちょっと飛ばしました。
  • 下毛無岱を写真の中央に置きたかったため、少し下を向いた状態で撮影しています。なので大階段の斜度は、これでも緩めに写っています。雨で濡れている状態だと、この階段を下るのは恐怖でしょう。
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